人とうまくコミュニケーションが取れる人と、そうでない人がいますよね。付き合いにくいという人の多くは、思い込みが激しい面があります。多くの人の考え方や視点を広く受け入れられる人は、思い込みが少ないからデキルとも言えるんです。
私自身も思い込みは、自分でも気づかないことがほとんどです。
だから、なにか出来事が起きたときに、スイッチを入れられたように、
イラッとしたり、ムカムカしたりするんです。
これを解決するには、どんな思い込みを持っているのか、まず自分で知ることが大切です。
でも、そもそも自分で気づけないから、思い込みになっているのに、
どうやって見つければよいのでしょうか。
そのヒントや方法をお伝えしますね!
目次
思い込みとは思考パターンのこと
思い込みとは、思考パターンのことです。
自動的に、〇=△という図式が出来上がっています。
例えば、
あなた「Aさん、いろんな職場を経験されているんですね」
Aさん「え、まぁ。(ひとつのことに長く続かなくてフラフラしてるって思ってるのね?)」
褒めたつもりが、相手が、悪い解釈をしてしまう、
伝えたかった思いが、その通りにとってもらえなくて、すれ違っていますよね。
このような経験したことありますよね。
自分の考え方や感じ方が、正しいと全員が思っています。
そして、その感覚や感情は、瞬間的に、パッと出てきてしまうものです。
もし、ネガティブに考えや感情が毎回なってしまいがちな人は、思考パターンを取り除いたら、
対人関係も変わっていきますよ。
コミュニケーション能力が高い人は、思い込みを極力少なくして努力してきた人と言えるでしょう。
その作業をしてこなかった人は、生きにくいままの状態が続きがちです。
今からでも、思い込みの思考パターンを変えて行けますよ!
思い込みをとるためのチェックポイント
思い込みが激しい人は、誰かの行動や言葉を前にしたときに、パッと瞬時に自分の感情や思考がわき上がってくるのでわかると思います。
否定的な感情がでてきて、相手を正しい、間違っていると判断していることがあれば、
思い込みがありますよのサインと捉えてみてくださいね。
相手の言動や行動に、正しい!間違っている!と判断しながら聞いている
(●部長は、いつもお客さんの話をしっかり聴けっていうけど、忙しくてそんな時間ないんだよ!)
そんなの知っている~相手の話を見下している
「(挨拶と笑顔ね、当たり前の話じゃん)」
結論はこうでしょ、と自分の考えを軸にして聞いている
「(今日は●部長、機嫌悪いなぁ。いつものパターンだと、このあとの会議でぐちぐち長い説教はじまるんだよね)」
人の話をあまり頭に入れずに、自分の言いたいことが浮かんでいる
「(ふーん。どうでもいい話~ 、、あ!これ話さなきゃ、これも言っておかないと )」
理解せず、上辺の返事をしている
「(また説教かぁ、そんな話どうでもよくない?)」
心の中の言葉は、本人しかわからないんですよね。なので、つい、人の話を聴きながら、別なことを思っていたり、善悪で人を判断したり、していませんか?思い込みの強い人は、他にも考え方や視点が、多数あるなかで、その一つの考え方や感じ方なのに、自分が100%正しい、と思い込んでいる状態ともいえます。決めつけてしまわないで、まず、心の中にあるコトバに気づけるようになりましょう。
実は、この心の声や言葉は、潜在意識にインプットされている過去の経験から思い込んだ情報が影響しています。
潜在意識は、自分でも気づけないことが多いのです。
ふだんは、忘れていますが、子供のころに体験したこと、言われたこと、ニュースから流れてくる情報、又は広くとらえると前世からの情報まで、すべて蓄積されているんですね。
相手の話を聴くとき、心の中に浮かんでくる判断や批判、否定などに気づいて、押さえ、
相手の話や言いたいことを、クリアな気持ちで聴くことが大切です。
潜在意識は、スゴイので、
自分が思い込みで相手を見ていると、相手も自分に対して批判したり、否定したり、決めつけられることが多くなるのです。
思い込みは、潜在意識から湧き出てくる情報なので、
本人は、悪気はありませんし、自動的に操縦されていると考えてみてください。
これが、子育てのイライラ、夫婦ゲンカ、社内の上司部下、世界では戦争まで起こすのです。
相手が思い込みで自分をジャッジしてきたら、イヤな気分になりがちです。
そこで、相手をさらに判断し、批判するのをやめて、相手を理解しようとしてみましょう。
思い込みを減らす3つのコツ
思い込みを減らすコツ
わたしは、人とうまくいかないことが多かったとき、思い込みを外すことをしました。瞬間に、自分の考えや感情はでてきてしまうものですよね。なので、感情がわいてきても、「自分の考え方や解釈が偏っているのかもしれない」というように、思い込みを意識ししました。
自分が勝手に思い込んいる、自分が偏っている感じ方なのかもしれない、
こんな風に思えるようになると、少しずつですが、わたしが正しい!絶対だ!相手がおかしい!
という考えを変えて行くことができました。
例えば、誰かからメールがきたときに、
この言い方は、怒っているに違いない、と思い込むことがあります。
イライラしたり、不安になってるときは、その見方しかできないものですよね。
でも、翌日などに、もう一度、気分が良い時に読み返してみると、
あれ? 昨日思ったほどのことじゃないのかもと感覚が変わることがあります。
なので、気分やその時の瞬間的な反応に任せてしまうと、思い込みが発動してしまい、感情的な対応や考え方をしてしまうようになってしまいます。不安や恐怖などの感情が動いているときに、返信したり行動したりすると、いつもと違った行動してしまいますよね。
「もしかしたら、もっと違う視点があるかも」と思い込みがあるかもしれない。
自分のぐわーっと沸いてきた感情が正しくないかもと、疑うようにするといいですよ。
思い込みを減らすコツ 相手がどんな状況なのかを考える
相手がどんな過去や体験や立場になっているかを想像してみましょう。
たとえば、上司がイライラしているとき。
もしかしたら、
・奥さんと喧嘩してきたのかも
・お客様から苦情があって対応しているのかも
・体調が悪いのかも
など、その人が置かれている状況によっても、機嫌や態度が変わることも多いですよね。決して、あなたが原因でイラついているとは限らないんです。
イメージの力を使うと、いろんな情報から相手の置かれている状況が推測できるようになります。
さまざまな原因があって人は上下に感情が揺れるもの、イライラしても仕方ないなとおおらかに相手をみることができるようになりますよ。
思い込みを減らす~自分の心に意識を向ける
思い込みを減らすためには、自分の感情や言葉が心の中で繰り広げられていることに注目しましょう。感情が動いているときが、思い込みを見つけるチャンスです。
少し高いところから自分の考えや気持ちを観察してみましょう。
(イラっときたわー 今、感情が動いている、、、ということは、思い込みがあるってことか)
のように、心の中で自分の感情を客観的に観察する習慣をつけるのです。
実は、このマイナスに感情が揺れ動くのが、
潜在意識からの思い込みがありますよのサインですので、
そこから、
過去に受けたトラウマを見つけ出すこともあるでしょう。それは、今世だけではなくて、前世からの情報も含まれています。
ハイヤーセルフや宇宙意識、などと呼ばれる完璧な高次元の意識は、常に、愛と光に包まれた100%穏やかな世界です。
もともとの自分は、この意識です。
イライラしたり、批判したり、ネガティブな感情はもともと持ち合わせていません。
思い込み減らして、生きやすくなる方法まとめ
人間関係がうまくいかないくなる原因のひとつは、「思い込み」です。自分が体験してきた過去からの情報で、物事に善悪や、正しい間違っていると判断をしてしまいがちです。
思い込みがなくなれば、いろんな人と穏やかに話せるようになります。
自分とは違った考えの人と出会っても、感情がイライラしたり、怒りに振り回されることが激減します。
思い込みのパターンを見つけ出し、潜在意識から丸ごと解除できれば、
同じようなことで感情が乱されることがなくなりますよ。