ビジネスにおいて、仕事にスキルだけでなくメンタルの強さというのも重要です。
仮にビジネスのスキルや知識をちゃんと持っていても、メンタルが弱いとネガティブな感情に振り回され、本来の力を発揮できない、なんてこともあります。
それではもったいないですよね。
では、そのメンタルはどうやって鍛えられるものなのか?
メンタルの強い人と弱い人を比較しながら、鍛え方を解説しています。
目次
メンタルが弱い人の特徴
自己肯定感が低い
まず特徴に挙がるのが自己肯定感が低い人。
何をするにも「自分はダメな人間だ・・・」などと思ってしまっています。
- 学歴
- 収入
- 容姿
など様々な要素で比べて自分を低く見てしまう、つまり自己肯定感の低い人が多い傾向にあります。
もちろんよく言えば気持ちが謙虚という言い方もできます。
ただし、メンタルの強さにおいては自己肯定感を高めておくことがメンタルを強くすることにもつながります。
プレッシャーに弱い
メンタルが弱い人の特徴として、プレッシャーに弱い、緊張しやすいというのも見られます。
実力はあるのに、プレッシャーのために本番で力を発揮できないということもあります。
また失敗を引きずってしまうこともあります。
よく言えば真面目や努力家という言い方もできます。
メンタルを強くするとなるとプレッシャーに強くなる必要もあります。
マイナス思考・ネガティブ
メンタルが弱い人は思考がネガティブな傾向があり、多くの物事に対して否定的な思考や感情を持ちがちです。
否定的なことで頭がいっぱいになり、その考え方がどんどん広がってしまいます。
最悪の事態を想定しているという場合もあるので必ずしも悪いことではありません。
むしろこのようなリスク管理(危機管理)に長けている人というのも組織では必要だったりします。
それでも起こるか分からないことを考えすぎると、必要以上にネガティブになってしまいます。
しまいには自分が辛くなるだけでなくその雰囲気が周りにも伝わって、周りの人にも影響が出てくるので注意しましょう。
ただし、人は「イメージしたことしか実現しない」とも言われており、当然ネガティブな事を考えるとかえってそれが実現しやすくなってしまいます。
どうせ実現するなら、ポジティブなことを実現したいですよね。
周囲に流されやすい
メンタルが弱い人は自己主張をあまりしない方も多いです。
それは誰かと対立することに対して恐れを持っていることもあり、時には不本意ながら他の人の意見に流されてしまうこともあります。
ただし頭の中ではしっかり自分の意見を持っていることもあるでしょう。
そういったものはちゃんと意見として発信する必要があります。
ただし組織内において自己主張しすぎると、組織・チーム内の結束が乱れることもあります。
自己主張はしつつ、相手の言い分もちゃんと聞くことが大切です。
真面目、完璧主義な思考
真面目であることや完璧主義なこと、これらもそれ自体は悪いことではありません。
むしろビジネスにしてもスポーツにしても、良い面で働く場合もあります。
真面目な人や完璧主義な人は、人としては信頼しやすい面もあります。
ただし、これらも度を過ぎるとネガティブになってしまったりなどメンタル面で悪い影響も出てきます。
ときには「まぁ、いいか」という精神で上手く妥協できるときもあると良いですね。
メンタルが強い人の特徴
他人を思いやる余裕がある
メンタルが強い人は総じて「余裕のある人」が多いです。
そのため、他人を思いやったり優しく接することができます。
メンタルが強いことのメリットの一つに視野が広くなるというのがあります。
視野が広くなることで物事を冷静に見たり、焦らず行動するということができるのでそこから心の余裕が生まれるのです。
ポジティブな思考や言動
メンタルが強い人は思考や言動がポジティブなことが多いです。
借りにネガティブになってしまうような失敗や出来事があったとしても、それを上手くポジティブな考えや言い回しに変換することでポジティブな状態を保っています。
失敗をチャンスととらえる
仕事などで何かを失敗した。
そんな時にメンタルが弱い方は落ち込んでしまったり、自分を責めたりしてしまうことが多いです。
一方でメンタルの強い人は「ピンチはチャンス」と捉えることもあります。
どんな経験をしたとしても、必ず成功の素なのです。
失敗は成長のチャンスと考えて、打開策を考えることができます。
メンタルを鍛える方法
運動、スポーツで体を鍛える
体(フィジカル)と精神(メンタル)は実は連動していたりします。
体調が悪いなど体の状態が良くないと、メンタルの状態も悪くなりやすくなり、結果メンタルも弱くなってしまいます。
そのため、体を鍛えることがメンタルを鍛える方法ことにも結果的につながります。
元々スポーツをやっていない方は、筋トレやランニング、散歩などの軽いものでも大丈夫です。
まずは体を動かす習慣からつけていきましょう。
激しい運動でなく軽い運動でも、気分が軽くなりますよ。
他人と競争しない
ある程度の競争心はあってもいいですが、ほどほどにしましょう。
他人は他人、自分は自分という精神が大事です。
とは言え、競争心自体は大事です。
ただし競争するとしても他人を意識はしつつも、自分の価値観や軸は大事にしましょう。
あくまでも大事なのは自分との対決なのです。
逆にそこさえしっかりしていれば、他人と競争しても自分と他人のバランスを上手くとることができます。
小さな目標を着実にクリアする
目標を立てるのは素晴らしいことです。
でもあまりにも大きな目標を立てて、それが達成できない状態が続くとどうでしょう?
いつか心が折れてしまったり、自身を無くしてしまいますよね。
メンタルを鍛える上では、小さな目標を着実にクリアしていくのが良いです。
クリアすればするほど自信につながりますし、いずれは大きな目標達成にもつながります。
コツコツトレーニングをすることで、成功体験を積み重ねることが大事ですね。
ポジティブな言葉を使う
先ほども触れたように人は「イメージしたことしか実現できない」ようになっています。
そしてそのイメージというのは日々の言動ももちろん影響を与えます。
日頃からネガティブな事ばかり言っていると心もネガティブになり、そういったことしか考えられなくなります。
そして悲しいことに、そのネガティブなことがそのまま現実化してしまうこともあるのです。
逆に言えば日頃からポジティブなことを考えるように心がければ、頭の中もポジティブなことで満たされてそれらが実現しやすくなります。
メンタルが弱いことを認める
鍛えるとは少しニュアンスが違いますが、もし自分がメンタルが弱いと感じたらそれを認めるのも意外と重要です。
人によっては「そんなことない!」などと思い、認めたくないところもあるでしょう。
でも実はそういうことを一度認めてしまうと案外楽になれるものです。
例えば、不安なことを紙に書き出してみるのも良いですね。
目に見える形で不安があることによって、冷静になりやすくなり、そこから打開策も見つけやすくなります。
もしくは友人などに不安を打ち明けてみるのも良いでしょう。
これらをすることで冷静になったり、不安などを整理することができます。
そして何より自分を改めて客観視できますね。
メンタルを鍛えるためには、潜在意識がカギ
メンタルを鍛える方法をまとめると、
- 運動やスポーツで体を動かす
- 過度に競争心を持たない
- 大きな目標より小さな目標を着実にクリアし積み重ねる
- 普段からポジティブな言葉を使うよう心がける
- メンタルが弱いことを認め、自分を客観視する
といったことが挙げられます。
特別なスキルがなくでもできるものもあります。日常生活の中でできることから始めましょう。
本来は、メンタルは、メンタルトレーニングで、潜在意識から変える実践的な手法があります。
トップアスリートは当たり前に使っているものです。
メンタルは潜在意識のデータを変えることで、ネガティブな感情でアップダウンすることがないメンタルを手に入れることができ、仕事からプライベートまで幅広く良い影響が出てきます。
一方で一朝一夕でメンタルが鍛えられるものでもありません。まずは、日常で出来ることから取り組みながら、
地道に潜在意識の書き換えをして、鍛えていきましょう。