こんにちは。柳沼佐千子です。
DVの夫と離婚した経緯のある私です。一度刻み込まれてしまった恐怖の体験は、トラウマとして潜在意識に格納されています。時間が経って、忘れていても、本当はまだ良くはなっていないのです。
普段眠れるようになったり、明るく楽しく好きなことをしながら生きているのですが、次の恋ができない、親戚であっても、大人の男の人が家に中にいると、どこか怖い感じがしている、顔に湿疹がでてくる、頭痛が定期的におきる、など、ふと気づくと、まだ心底から回復していないことが精神的にも身体的にもわかるからです。
そこで、離婚して、生活そのものは安全になったとしても、潜在意識下から本当の回復や立ち直るまでには至っていない、そんな方ののために、体験談を含めてお伝えしますね。
目次
暴力を体験する怖さと深さ
愛して、信じて、結婚したはずの夫から暴力、この恐怖は、深く予想をはるかに超えて深く潜在意識や遺伝的なDNAに刻まれます。
私が体験した、その恐怖
元夫に、怒りのスイッチが入り、殴りかかってくるときの、彼のあの目です。目の奥の色が、非情で、殺すことになんの躊躇もない、心底震えてしまうほどの目つきになったことがありました。人は、愛する、という気持ちがどこかにあるものだと思うんですよね。ケンカしても、「そこまでやったらマズイ、、」とどこかでストップがかかる。そういう感情が少しでもあるものではないかなと思うんです。それが、ゼロになる感じなのです。
これは、体験した人にしかわからない恐怖です。容赦なく殺さるのはという恐怖感。
危機的な恐怖は、遺伝情報に組み込まれる
人は、生命の危機的な状況を体験すると、遺伝的な情報として、直接DNAに書き込まれます。これは、瞬時に行われます。なぜなら、生存することが、何よりも優先されるからです。本能ですよね。そして、このような状況を二度と体験しないために、子孫にも情報として残していくためです。
これは、無意識にサバイバルモードを創り出します。
生きるためなら、これを避ける
生きるためなら、取り返す
生きるためなら、こうする
例えば、あんな思いをするくらいなら、友人はいならい!ひとりでよい などです。それは、潜在意識が勝手に自動操縦しているので、自ら友達を作らないと思っているわけではないです。
と、人生に影響を及ぼしていきます。
トラウマの克服の方法~暴力(DV)の体験は、潜在意識の書き換えが効果的
病気が知らせる潜在意識のトラウマ
顔の湿疹がでてきました。病院に行くと、昔酷かったアトピー性皮膚炎ではなく安心しましたが、原因不明、です。顔に出て、痒みがあり、なかなか治りません。もちろん、病院に行くと、ステロイド剤を出されて診察終わりです。
「潜在意識にまだなにかあるんだな」と、どんなトラウマや思い込みのデータが、この皮膚炎を創っているのか、なかなか自分でもわかりませんでした。
病院に行って、またすぐに再発する場合は、ヒーリングで、潜在意識に働きかけるしか術がないことも知っています。病気がなかなか治らない、慢性の病気だからとあきらめている人も多いかもしれませんが、実際はヒーリングの技術で回復している人がかなりいるのも事実です。シータヒーリングの手法が非常に効果的です。
潜在意識を書き換えたステップ
蘇る恐怖やトラウマを解放させる
まずは、自覚できるものから始めます。 ふと思い出すと、元夫への怒り、恐怖がよみがえります。それにまつわる思い込みのデータを探し出して書き換えをします。
私の場合は、
1.暴力の恐怖
暴力を受けたときの恐怖、ただただ思い出すだけで恐怖が全身に蘇るのです。あの光景、あの瞬間。パパに怒られた小さい息子を抱きしめていたら、後ろから背中を蹴り上げられました。背中に青あざができるほどです。その他にも、食卓で子供だちがいるまで、突き飛ばされ食器やご飯がめちゃめちゃになりました。あの時の音。体感した恐怖。
2.怒り
なぜ、わたしがあんな目に遭わなければならなかったのか。母子家庭になり、苦労したのは、あの人のせいだという怒りです。
3.悲しみ
わたしは、一般的な家庭の主婦になりたかった、という思いがこみ上げて、それが叶わなかった悲しみです。夫が稼いできてくれて、わたしは愛されながら子育てをしたかった。離婚した後、運動会にいくと、他の家族のお父さんが夢中で子供の姿をカメラやビデオで撮っている姿を見ると、お弁当を3人で子供たちとコザの上で食べている自分たちが、なんだか寂しくて。
4.後悔と自責
どうして、あの人と結婚してしまったのだろう。結婚する前に、少し兆候があったのに、どうして見ないふりをして、結婚してしまったのだろう。後悔と自分の判断が間違ったという自分を責める気持ちでいっぱいになりました。
5.許せない
何度も繰り返しワークをして、少しずつ蘇る恐怖が薄れてきても、やはり許せないんです。人生をダメにされた、私の人生はこんなじゃなかった、償ってほしいと思ってしまう。自分の人生は自分の意識で創っているということがわかってきても、相手をやはり許せないんです。
回復までのステップ~ヒーリングで潜在意識を変える
潜在意識を書き換えるときの、基本的な視点なのですが、「現実は自分で創っている」ということです。なので、相手が悪い!という視点から、なぜ自分がその現実を創ったのかという視点に変わることが回復のカギとなります。
「相手が悪い」という考え方から、「自分が選んでその状況を創っている」と考えるように、視点をずらし、思考も変えていくことが必須です。 心理ワークでは、そのことも対話を通して、お伝えしていきます。
ここからは、わたしのケースです。(すべての人が同様ではありませんが、似ているところも多々あるかと思います。ご参考になさってください)
遺伝情報を書き換える
恐怖によって遺伝情報、DNAに書き込まれた部分を修復
体内の臓器に直接溜まっているトラウマや思考などに働きかける
怒りが蓄積した肝臓から怒りのエネルギーを解放させる
心臓に溜まった愛がほしかったのになかった悲しみを解放させる
子どものころからの父からの支配、虐待のエネルギーが小腸に記憶されている それを解放。
外界への拒絶感や警戒心が、皮膚の炎症ででていた。(皮膚は外の世界との境界線。そこに問題があります アレルギーも同様)
過去から蓄積した思い込みのデータを変えていく
「愛」の認識を間違えていたものを望ましい「愛」に変える
・愛されることは支配されること=なんとなく人に断れない など
・実は結婚で起きたDVの原因を潜在意識の視点で探ると、子供のころの父親からの支配、恐怖、男尊女卑、などの(虐待)の記憶が染みついてしまっているのです。子供のころは、その親の元で何とか生き延びなければならないので、いつの間にか、お父さんに認められようとするうちに➡ お父さんに好かれたい、、好かれたい、気に入られたい、となっていき、いつの間にか恋愛のような錯覚を潜在意識にはいってしまっていました。
何度もいろんなワークを通して、潜在意識の書き換えを行ってきたのですが、まだお父さんへの執着のような感情が残っているのを自分でも認識していました。確認すると、自分でも驚いたのですが、「わたしはお父さんと結婚しています」という潜在意識にデータのプログラムが入っていました^^; 恐るべし潜在意識。
親子の愛ではなく、生き延びるために潜在意識が、好かれるために必死になっていたのだということがわかりました。
それが、知らずのうちに、常に「お父さん」のような存在を探してしまっている
➡ 父と男の人を比べてしまう ➡ 父よりできない男の人をどこかで否定してしまう
父親と同じような、支配的な素質を持っている男性に魅力を感じてしまう➡ DV気質の男性を引き寄せてしまう
ここまでくるのに、継続のワークが必要でした。これが、潜在意識下で無意識になっている状態から、気付けるというところまで浮上してくるまでには、感情的な怒りや恐怖などのトラウマをある程度癒す必要があったんですね。感情がワーッと出てきたり、イヤな感覚に襲われたり、そうじゃない!!と反発や怒りが出てくるうちは、なかなかこういう事実を認識するのが難しいのです。自分で認めたくない、認められないという状態なんですね。
過去生からの情報やエネルギーを解放させる
過去生のときの体験やその時にできたものが影響していることも多々あります。
私の場合は、笑ってしまうのですが、大奥にいたことがあったり、労働を強いられていた農民だったこと、などの過去生が影響していました。
サバイバルモードを引き抜く
・母親として、子供2人を抱えて、急に住むところもなく貯金も仕事もない状態になってしまったと同時に、強く何としても生き抜かなければという母親が子供を守るという過剰的な防衛の本能発動してしまっていたんですね。それが、過剰に傷つける人はいないか、騙されないか、と警戒心が多くなってしまった原因です。これが、なんでもかんでも、目の前にあるものはあるときに、取り込んでおかなければならないというパターンを創り出していました。人生はいつ急変するかわからない恐怖から、
・その結果、身体に毒素をため込む体質になっていた。カビ(真菌)のアレルギー反応がでたり、首の凝り、整体に通っていても、2週間毎に首の骨がズレてしまい、頭痛を繰り返すなど。(骨がズレる原因は、首筋に、真菌の毒素が溜まっていて自力で排出しないで、炎症を起こしてた)
・自分の周りに人を近づけないようにして、一人だとリラックスできる。家の中やプライベートに踏み込んでくるような友人は作らないし、近づかないように無意識にしていたのです。ビジネスの関係者以外での、いつも友達がいない状態が続いていたんです。
チャクラを開く
チャクラというエネルギーの場所が体内に存在しています。 臓器とも密接にかかわっているといわれています。経済的な問題は、第2チャクラと密接な関係があるといわれています。第2チャクラは、性的なチャクラでもあるので、お金や豊かさと性のエネルギーが一緒なんですね。
ここから捉えてみると、シングルマザーで貧しい生活になってしまう人が多いという現象も、このチャクラのエネルギーを見ると納得するひとつです。男女の性的なトラウマや拒否感、恐怖などを潜在意識から解放させていきましょう。 そうすれば離婚しても、女性でシングルマザーでも豊かさに恵まれながら、子供も育てることができるのです。
ヒーリングを受けたことがない人は、なぜヒーリングが効果があるのかの背景を知識として知り、事前にポイントを頭に入れておくのがおすすめです。
深く傷ついた状態から立ち直り、人生を根本から変える!
今回は、DVでの心の傷についてをご紹介しました。実は、ここで紹介した記事の中にあるステップは、他のケースでも当てはまります。
例えば、男性が奥さんと離婚するとき、奥様を失った恐怖や孤独感、などです。特に、男性は、奥様というパートナーを失うと、立ち直るまでに3年かかるとも言われています。男性が女性に裏切られる経験も、相当深く傷つきますので、そんなときも、なるべく早く、潜在意識の働きかけをお勧めします。
男性はそのときのショックから、恨みや自責の念、後悔、批判、嫉妬などがうずまいて、このエネルギーに支配されて続けて、病気を引き起こしてしまうことがリスクとして想定されるからです。
私の父も、女性に裏切られて、心臓病がひどくなりました。なにより、病気と手術でどんどん弱っていきました。死ぬ寸前の最期の電話でさえも、その女性にまた騙されているのではないかという言葉でしたから。
女性男性、性別にかかわらず、心傷つく体験をしていたら、潜在意識にしっかりと向き合ってデータを書き換えてくださいね。対処法だけでは、また同じ出来事を繰り返すだけです。根本から人生を変えて行きましょう^^ 未来は、まだこれからですよ!