みなさんこんにちは! 柳沼佐千子です。
朝礼で、スピーチをする会社も多いことと思います。
どんなネタで、どんな話にまとめればいいのか、
初めての時は、とても緊張しますよね。
カンタンに、惹きつける朝礼での話のコツをまとめました!
目次
3分間で話すネタの選び方のコツ
(セミナー柳沼佐千子:朝日新聞出版にて)
朝礼でのスピーチは、3分程度が多いかなと思います。
ネタの選び方に困っている方も多いのではないでしょうか。
ネタを選ぶ前に、
まず、この2つのどちらかから考えましょう。
1.伝えたい結論を決める→ ネタを探す
2.ネタを選んでから、伝えたいメッセージを決める
このどちらかだと、考えやすいですよ。
まず、スピーチでは、
何を伝えたいのかがはっきりしていないと、話を組み立てられません。
メッセージを決めましょう。
例えば、このスピーチで伝えたいのは?
結論の例
「笑顔は大切です」
「休むときは、しっかり休もう」
「オシャレを楽しむと仕事も楽しくなる」
このメッセージがはっきりしたら、
このメッセージを伝えるのにふさわしい、時事ネタや本の引用、雑誌や新聞記事、
自分の体験談、などを探します。
いくつも言いたいことがあったり、
結論となるメッセージがきちんと決まっていないと、
「結局、なにがいいたいのかしら?」と思われてしまい、
結果、おもしろくないスピーチになってしまうんですね。
会話のネタがわかれば、話題に困らない。好印象の人の話の流れを掴もう!
自分が本当に思っていることを話す
会社の朝礼スピーチだからと、
自分が心底思っていないことを、常識だからとか、これを言っておいたほうが無難、、
こんな考え方だと、
自分の気持ちが乗らないですよね。
人間は、潜在意識97%とも言われています。
すると、
本気で、思っていないことをいうと、
相手にも、言葉以外のところで、おもしろくないような感じを受け取ってしまいます。
たとえ短いスピーチだったとしても、
自分が本気で、そうだなと思う内容にしましょう。
心に響く話のポイントをつくる
人は、話を聴いたときに「心が動いたか」どうかで
話が良かったかどうか、と判断しがちです。
要するに、「心に残る」話にするには、
ポイントがあります。
感情を表現する言葉をいれましょう。
「楽しい」
「嬉しい」
「ドキドキした」
「怖かった」
「寂しかった」
など、スピーチの中に、
あなたが心が動いた瞬間が、とても相手の心にも残るものなのです。
なので、事実ばかりを説明する話だけではなく、
そのとき、あなたがどう感じたのか?
どう思ったのか?
という感情の動きがわかるように、
話してみましょう。
とくに、「心の声」を言葉にして伝えると
あなたらしい人間性も伝わるので、とても魅力的に感じます。
時事ネタの選び方のコツ
(セミナー講師:柳沼佐千子 場所:つくば国際会議場)
時事ネタでは、マイナスな出来事よりも、
プラスに使える内容にしましょう!
朝にやることが多いスピーチです。
ですので、前向きな気持ちになる内容を選ぶといいですね。
NGな話題
よくありがちなのは、
「風邪が猛威を振るってますね」
「インフルエンザが流行ってますので、気を付けてください」
このメッセージは、一見、時事ネタですが、
社内の人に向けてするスピーチには、あまり良い影響を及ぼしません。
なぜかというと、
人の意識は、信じたものを実現させる特徴を持っています。
なので、不用意に、
マイナスな心理を与える情報を提供し、相手の意識を集中させることは、
社内の人の意識において、良い影響は与えません。
ですので、
同じようにメッセージを伝えるにも、
×風邪をひかないように、」というメッセージではなく、
〇「今日も、一日、健康で!」と言ったほうが良いのです。
何気なく使っている言葉、
社内の人に向けて、しかも朝の3分スピーチでは、
そこにいた社員のみなさまの心理に、
プラスのイメージをインプットする話題を選びましょう!
メモを見ないで話そう!
(講演:講師 柳沼佐千子:茨城大学にて)
手元のメモを見ながら話す人がいます。
それだと、せっかくのステキなメッセージも
半減して伝わりがちです。
そこで、ネタや話すことをメモはしておいても、
見ないで話すようにしましょう。
そのためには、
話したいことを、2つから3つのポイントにしておくと忘れません。
今日話すことは、2つです。
今日は、笑顔の大切さについて3つお話しします。
のように、
冒頭で数字で、先にいいましょう。
すると、話もまとめやすいですし、
どこまで話したのか?など頭が真っ白にならずに済みます。
スピーチ内容の組み立て方のコツ
■スピーチの話の内容の組み立て方の3つのコツ
1.結論、言いたいメッセージを一つ決める
2.それに合った、材料・ネタをさがす
3.話のポイントを2つか3つにする
特に、人は、いちどに3つまでしか覚えられないといわれています。
たくさん伝えたくても、
ギュッと2つ~3つに絞りましょう。
紙に、上記をまとめて書くだけで、
慣れてくると、細かく文章になどしなくても、
話せるようになっていきますよ!
話す内容も大事なのですし、
実は、それと同時に、表情や声の印象が、相手に伝わる印象を変えます。
笑顔で話す、
声のトーンを工夫する
スピーチのときにお勧めしたいのは、サンドイッチの笑顔です。
話す文章、言葉の前後に、
思いきりの笑顔を加えることによって、
スピーチ全体が、聴き手に好印象を与えます!
人前に立つときは、もちろん
初対面の好印象が、スピーチでも同様です。
聴き手の心を動かします。
こちらの記事を参考に↓
ビジネスで役立つスピーチのまとめ
立派なことを言おう、というより、
小さな出来事の中から、
貴方がどう感じたのか?をいれたスピーチだと、
社内の朝礼で、あなたらしさも伝わりますね。
日々、仕事中にあまり会話する時間がない職場では、
ぜひ、自分らしさを伝えるスピーチにするのも良いですよ!