傾聴力のある人は、相手の話をよく聴けるひとなので、コミュニケーション力が高いという印象を持たれます。自己PRでは、企業や業界を選ばずに、面接で好印象を得られやすいので、傾聴する力を自らの長所として、伝えるのも一つです。

聞き上手な人は、人間関係が円滑になりやすく、年代にも関係なく好かれるスキルです。相手の話を引き出すこともできるので、お客様や販売、営業の能力としてもとても重要だからです。就活の場面では、好印象を与えることでできるでしょう。

社内の人間関係や、お客様対応、部下育成など、仕事上でコミュニケーション能力は、共通して必要なスキルです。流暢な話し方やプレゼンができるだけでは、足りません。傾聴と合わせてできるからこそ、ビジネスでのあらゆる場面で役立ちますので、自己アピールをするときは、伝え方や内容を工夫しましょう。

傾聴は、受け身ともとられますので、傾聴という素晴らしい能力は、面接の自己prのときに、上手に伝える、話せることで、高評価を得られるともいえます。アピールも上手になることで、傾聴力とセットで高評価を得てくださいね。

好かれる人の特徴を押さえて、伝え方上手になるコツ!

傾聴力を自己prで上手に伝える3つのコツ

伝える

傾聴力は、面接でも評価が高くなるスキルですが、さらに高評価を得るための伝え方をする必要があります。同じ文章や伝えたい内容を事前に準備しますよね。でも、同じ内容でも、伝え方の表現次第で、あなたの印象がガラリと変わってしまうのです。

人が評価するので、面接する方の感情によって評価が上下することも頭に入れておきましょう。

あなたがPRしたかった傾聴力も、表現の仕方次第では、高評価になったり、逆にマイナスに捉えられてしまったりという可能性があるので、伝え方も事前にしっかりと練習をしておくことが大切です。アピールがうまく伝わるようなポイントを押さえておきましょう。

①能力を発揮したエピソードを述べる

自己PRのときに、傾聴力をアピールする場合は、具体的な経験から話すと効果的です。「傾聴力があります」と伝えるだけでは、面接官はどのように傾聴が上手なのかをイメージすることができません。同じく「傾聴力」という言葉でも、ひとそれぞれ傾聴の捉え方やニュアンスが変わりますよね。

傾聴力が発揮した過去の経験を具体的に伝えましょう。具体的な経験から傾聴を説得できると、面接官の脳に、強く印象として残りやすくなり、その結果、高評価へとつながりやすいのです。自己PRでの限られた時間の中で、本当に傾聴のスキルがあるのかをわかってもらえるようにする必要があります。そのためには、説得力を感じる表現力、伝え方で、自己アピールをしましょう。

②どのようにスキルを習得したのかを伝える

傾聴力をprするときには体験談を思い出すところから始めます。そして、その過程で、どうして、どのように傾聴力を見つけたのか、又は、身に付けようと努力したのかも書き出してみましょう。

面接官は、面接のときに、学生の経歴や性格や傾向、どのような経験で成長してきたのかなど、そのプロセスにも着目します。

傾聴力が高いのは、どの背景を基に、目的意識が芽生え、思考から行動したのか。あなたの努力と継続をチェックすることができます。そのプロセスを知ることで、物事への対処や取り組み方、生き方の姿勢を把握しようとします。自ら考え、気づき、行動して、変化を喜んで受け入れていく柔軟性など、さまざまな視点で面接官は感じ取っていきます。

明確な目的や意図によって、傾聴力を身に付けてきたことが伝わるように、自己prできるようにしましょう。

③職場での活かし方をPR

どのような能力も、職場でどのように活かせるのかがポイントです。傾聴力は業界や業種、企業の規模に関わらず、発揮される能力です。ですが、仕事の現場で、どのように活かせると思っているのかを具体的に伝えなければ、相手の心にはなかなか響かないのです。

能力自体は、過去のものです。それを、この先の未来で、どのように活用するのかの姿勢を見せることが大事ですよ。積極的に仕事をしたいという熱意は、未来のことを話すことで、評価に繋がっていきます。傾聴力のスキルをアピールし、仕事で活かす方法や具体例を出し、伝えましょう。

仕事での再現性の高さを述べると、能力はより評価されますし、選考を有利に進められます。自己PRは自分の採用メリットを提示するものですので、能力を活かしてどのように仕事で活躍できるのかを具体的にアピールしましょう。

 

傾聴力の自己PR文章をまずは創ってみよう

自己PRと傾聴の講師

自己pr文章を作る3つのステップ

1.過去の経験を書き出す
2.これから職場でどのように活かしたいのかを書く
3.自分の傾聴とは、どのような特徴があるのか、一言で書く

 

傾聴のpr文章の実例

私は傾聴する力があります。相手の話を親身になって聴くことで、大学時代の部活内の人間関係をスムーズにしてきました。演劇の部活にしょぞくしていましたが、聴衆を感動させる舞台で成功するときと、思ったように伝わらなかった舞台を経験しました。その違いは、チームとして日々の人間関係がうまくいっているときは、本番も成功し、チーム内でケンカや雰囲気の悪い状態のあとの舞台は、やはり満足のいく舞台は作れず、その結果、聴衆の満足度も低くなるのを目の当たりにしました。いくつが舞台をチームで経験しているうちに、成功には、部活内のチームの良いコミュニケーションが必要なんだと強く気づいたのです。そして、チームの人間関係をよくするには、どうすればいいのかわからず悩みました。そこで、図書館や本屋さんに行き、調べました。するとどの本にも傾聴スキルが重要だということが書いてあり、知ったのです。

チームの一人一人に、話を聴くことから始めました。すると、自分に心を開いて、相談してきてくれたり、新しいアイディアや意見が活発に変化したのです。すると、チーム全体が今までにない強いきずなが生まれました。そのあとから、舞台は、毎回の最高の結果を協力して創り出すことができたのです。仕事では、社内の人間関係が良くなることで、お客様に喜んでいただける結果を引きだせると考えています。わたしの身に付けてきた傾聴力を、社内でのチーム力やお客様の気持ちや悩みを引き出すことに活かしていきたいと思います。

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傾聴力を、経験談から、職場でどのように活かせるのかが、リンクしているのがわかるでしょうか?このように、自分の体験してきたエピソードから、会社の中で、活かせる場面を考えて話を組み立てると効果的ですよ。

自己PRをするとき「傾聴」のスキルの注意点

傾聴と話し方

自己PRを考えたときに、傾聴のスキルは、選びやすい題材ですよね。ですが、話の組み立てや伝え方の表現次第では、マイナスの印象になるかもしれないんで、事前の準備をしっかりすることをお勧めします。マイナスな印象になりがちなリスクも把握して、伝え方にも気をつけたいものです。

自己PRは就活でも重要視される傾聴のスキルですが、選考でも不利にならないよう、傾聴力の注意点をもチェックしておきましょう。

多くの学生が傾聴力をネタにしている

傾聴力を自己prのポイントして、選んでいる学生が多くいる可能性があることを頭に入れておきましょう。取り入れやすい「傾聴力」の能力についてのネタは、多くの学生も同じようにアピールの題材としている可能性が高いのです。すると、ありきたりなアピールの内容や伝え方では、面接官は「またか」と他の学生と同じように心に残らずスルーされる可能性があるからです。高評価を得るためには、相手の心にぐっと残る印象力が不可欠なのです。

就活では、面接官は多くの学生と出会い、評価をしています。その中で、ダントツN0.1で面接官の心に、印象に残ることを考えましょう。多くの学生の中から、選ばれる人になることが必須です。合格するためにも、他の学生と差別化ポイントをしっかりと把握し、自己分析し、魅力的に伝える第一印象の力も身に付けましょう。

出会った瞬間から、好印象の雰囲気をつくること、エピソードや体験談の表現を言葉と声のトーン、ジェスチャー、表情などをトータルして、魅力的にすることが大切です。当時に感じた心の声や葛藤、そして喜びなどを臨場感あふれる伝え方で、あなたの個性が引き立つように、印象力のスキルも合わせて練習しておきましょう。

第一印象の法則!初対面から好印象になれば、相手の警戒心が一瞬で解ける!

『空気を読まずに0.1秒で好かれる方法。』 朝日新聞出版

傾聴は、単に聞くだけない

傾聴力は、「聴き上手」とも言えますね。コミュニケーション上は、とても価値の高いスキルですが、勘違いしやすいのは、「傾聴は、聞くこと」と思っているケースです。傾聴と聞くは違います。相手の話をふんふんと、聞いていれば傾聴力があるとはならないのです。しっかりと聴きながら、相手の意図を理解し、さらに、それをもとに、相手の要望や希望、悩みなどの芯をとらえたり、相手自身も気づかなかった本当の気持ちや望みなどををしっかり引き出せることが「傾聴力のスキルが高い」といえるのです。

たださらっと聞いているのとは違います。

傾聴力のスキルが高いと、相手は話しやすくなり、自分でも気づかなかった考えや視点に立つこともできるのです。聞いているだけで受け身のような立場ですが、実は、相手も知りえない能力を引き出すこともあるのです。積極的に、聴くことを普段から取り入れておきたいものですね。

面接時の態度や表情も重要です

面接時の評価は、言葉や会話の内容だけではないのです。外見の表情や歩き方、姿勢などの振る舞いも印象を作る重要な要素だからです。上手に自己PRの内容ができていても、面接時に、暗いなぁ。元気ないなぁと思われてしまえば、せっかくのPR内容も最大限の表評価を得ることは難しくなります。なぜなら、職場の人とうまくやっていけそうか、仲良くできそうか、なども大事な合否のひとつだからです。

愛嬌がよく、明るく快活な雰囲気の人と、暗くて、元気がなさそうな雰囲気の人では、
選ばれるのは前者ですね。

面接時には、上手に会話のキャッチボールができること、そしてそのときのうなずき方や表情、声のトーンも好印象にすることが求められます。

どのような職場や企業でも、ビジネスのあらゆるシーンで、人との関わりがあるのです。相手の話を感じ良く、好印象な雰囲気できちんと聞き、相手の意見や考えを引き出せる能力は重宝されます。多くの人から好かれる人は、第一印象から好感度が高いのです。

上手にアピールするための、好印象のスキルも合わせて身に付けてくださいね。面接の合否は、初対面の0.1秒から始まっています。

初対面で好印象になる7つの方法!一瞬で相手の心はつかめる!

『空気を読まずに0.1秒で好かれる方法。』 朝日新聞出版